【初級】プロが教える!自分でタイヤ(ホイール付き)を交換してみよう!

整備

こんにちは!ゆやほです○┓ペコリ

全然ブログかけてないわけで、もちろん訪問者数皆無なわけですが(笑)書きます。

今回は『自分でタイヤをはめかえてみよう(交換してみよう)!』というテーマですね。

DIYで交換(はめかえる)方法を紹介していきます。

3月に入るとも、もうそろそろスタッドレスいらんなーとなってきますよね。(雪のよく降る所は別です。)
ノーマルタイヤへの履き替えを整備工場に任せると2~3000円ほどかかってきます。

もちろん、プロに任せる方が安心!と思って日々僕たち整備士に任せて頂いているのはとてもありがたいのですが、費用を節約したかったり自分の車はできるだけ自分でしたい!という方もいらっしゃいますよね。

この作業自体は難しいことはなく、しっかり確実に1つずつ行えば誰でも作業することが可能で、かつ特殊な工具類はなくてもできますので、車のDIY初心者の方でも比較的手が出しやすい作業です。

だからといって甘く見てはいけませんよ!?

ナットがきちんとしまっていないだけでタイヤが取れて大惨事に繋がることだってあります。
ですので、簡単な作業ですが、こちらで出来る限り詳しく説明していきたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いします!

準備物

  • パンタグラフジャッキ(車載のジャッキ工具)または、ガレージジャッキ(フロアジャッキ)※ジャッキとは、タイヤを地面から浮かせるために必要な道具です。

  • ホイールナットなどを外すための車載のレンチ。または十字(クロス)レンチ。またはスピンナーハンドル&適合するソケット。(おすすめはスピンナーとソケット
    適合ソケット・・・21mm(トヨタ・レクサス・ダイハツ・日産・三菱など)19mm(ホンダ・スズキ・スバルなど)17mm(ベンツ・BMW・最近のレクサスやマツダなど)
    ソケットに関しましては、OEM車(例えばエブリィ↔ミニキャブ)や、外車、年式により異なる場合があるため必ず現車確認が必要です。

  • 輪止め(車両を浮かせた先に誤って車が転がっていかないように。パンタグラフジャッキで1輪ずつ作業する場合は特になくても大丈夫ですが安全のためにはあったほうがいいですね。

  • 空気入れあるとベターです。おすすめは『日常点検』でも紹介しています。)

  • トルクレンチ(ナットなどがきちんとしまっているか確認するための工具。あればベストですが、なくても近場で点検してもらえば大丈夫です。)
    空気入れがない場合は空気も入れてもらいましょう。

  • 4輪替える体力と気合(笑)

このあたりがあれば作業できます。

では作業手順に入ります。

作業手順

1.車をできるだけ硬く水平で平らな場所にとめ、作業しない側のタイヤへ輪止めをかける。(前からするなら後ろへ輪止めを。)
地面が土の場合は分厚い板や鉄板を敷いた上にジャッキをのせます。

2.タイヤが接地した状態で、レンチ等を使い4輪すべてのナット等の一発目の固い状態を緩めておきます。(ナット等は外さず、手や軽く力を工具に込めれば緩まるぐらいまで緩めるだけでOK。)

3.タイヤが地面から浮くまでジャッキアップする。(車を上げます。)

4.ナット等を取り外します。
☆point☆
ナット等が最後の1つだけでになったら、タイヤを足や手で押さえなながら緩めるとタイヤがグラグラしなくていいです!傷も防止できます。
ホイールボルト車(主に外車や最近のレクサス)は最後の1つが取れると支えてないとタイヤが落ちます。
しんどい場合は補助する工具があるのでこちらもおすすめです。(ボルトの太さ・ピッチを事前に調べる必要があります。)

5.タイヤ(ホイール)を車体から取り外します。
☆point☆
取り外したタイヤは上がっている車体の下へ!もしジャッキが外れたりしてしまった場合に車が落ちきらず、けがなどを防止します!
安全とホイールの傷。。天秤にかけるまでもなく安全のためにお願いします!

6.はめかえるタイヤ(ホイール)を取り付けます。

7.ナット等を手で締められるだけ締め込みます。1つずつ丁寧に。
☆point☆
ナットの向きに注意してください!
ナットには向きがあります。テーパー状(斜めになってる方)や丸みを帯びている方が車体側(ホイールに密着)する方です。



外すとき同様にタイヤがグラグラしないように手や足で押さえつけながらしていきましょう
もし途中で固い場合は、砂などが噛んでいる場合があります。
無理にいかずに一度外して状態を確認し、ゴミが噛んでいれば清掃して、タイヤは付けずにナット等だけ入れてみましょう。

また、トヨタや三菱にあります、『平座タイプ』のナットの場合、ナットが入っていくようにホイールを押さえてあげないとナットが奥まで入っていきません。きちんと平らな面がホイールに当たるまで入っているか目視で確認するようにしましょう!

8.手で1輪分全て締め終わったら、浮いた状態で、軽めで大丈夫なので工具を使って締め込みましょう
締める際は、対角線上に締めていってください!傾いてしまったり、歪んだりするのを防ぐためです。

9.タイヤが地面に、ある程度接地するところまで下げていきます。(ジャッキを外せるぐらい完全に下ろさないでください。)
※ある程度…タイヤは接地しているけど、ジャッキは全然びくともしないぐらい。

10.対角線上に『増し締め』をしていきます300mmのスピンナーハンドル・車載のレンチ・十字レンチとも、工具の端をしっかり握り、体重をかけながら締め込んでいく。これでいい具合に締まります。
トルクレンチがあればこの状態で更に増し締めといいますか確認をしてきます。
車によって『規定トルク』といって締める値が決まっています。取説に記載がありますので参考にしてください。(タイヤローテーションの欄などによく載ってます。)

※よく僕の親父世代なんかだと、車載レンチの上に乗って、飛び跳ねるぐらい締めたりする人がいるのですが(親父はそうしてました。。)、それだと『締めすぎ』になってしまって、最悪ボルトが折れたり、外れなくなったりします。なので絶対にしないでください

11.車体を完全におろして、ジャッキを外します。

この一連の作業を4輪分行い、可能であればその場で空気圧を調整します。
できなければ最寄りのスタンドや整備工場で調整してもらい、トルクレンチもかけてもらいましょう。
空気圧調整はこの機械割と使えるのでおすすめです。https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09CYG1T8N/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o07_s00?ie=UTF8&psc=1←空気入れリンクです。

これでタイヤ交換(はめかえ)は完了です。お疲れ様でした!

慣れてきたり、普段建築関係などで、18Vのインパクトドライバーや、インパクトレンチなどお持ちの場合は、そっちでやったほうが圧倒的に速いです。ただ、扱いに慣れていない場合は、注意が必要で使い方を間違えると取り返しがつかないこともありますので、作業自体に慣れるまではミスの少ない手作業がおすすめです!

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